岡本太郎
岡本太郎を知っていますか?
1911年(明治44年)~1996年(平成8年)の芸術家。
岡本太郎の絵画は、なんだか新宿の巨大なビル群を見た時や、
初めて鍾乳洞に入った時のようだ。
自分はただの美術館にいるのに、圧倒的な世界に連れて行かれる。
目から意識が抜き取られ、絵の中に吸い込まれていく。
スマートという現代においても、いやだからこそ彼の存在はいまだに異彩を放っている。
それでいて考え方は常に先進的、むしろやっと時代が太郎に追いついてきたのではないだろうか。
「だれもが思う存分、四方八方に生きたらいいじゃないかと思う」
『孤独がきみを強くする』より
岡本太郎の言葉を浴びると、人ははっと気づかされる。
自分は何を焦っているのだろう。
そんなうじうじと考えるよりも、もっとやるべきことがあるだろうと。
胸を張れ、と。
自分自身に打ち勝って、生きがいをつらぬけ、と。